本帖最後由 大道寺知世 於 2011-4-9 01:51 編輯
注:C62
仆ら正直村はもともと八人だけだったのだ。
全员で东の山に引っ越すことになって二年が経とうとして
いたんだ。正直退屈な毎日だった。
ある日、一人が桃の木の脇にさな穴を発见した。
そう、それから仆らはこの楽园に迷い込んだのだ。
そして仆はさっそく、人间をやめた。
我们正直村从最初开始就只有八人。
全员搬迁到东面山头已经有两年时间。
那确实是无聊的每一天。
某天,其中一人在桃木边上发现了洞穴。
是的,从那以后我们都迷失在乐园之中。
然后转瞬间,我已不再是人类。
1.蓬莱伝说
1.蓬莱传说
最も好奇心の高い仆は、先を急ぎ森の奥を目指した。
奥で谜のピエロに呼び止められ、なにやら嬉しそうに蓬莱
の玉の枝を手渡されたんだ。受け取ろうとしたら一瞬で首
と体が离れたようだ。仆は动くことも出来なくなっ
て、二度と仲间に会うことが出来なかった。
残りの正直者は七人になった。
好奇心最旺盛的我,急歩直往森林深处。
在那里被神秘的小丑唤停下来,他看上去一脸愉快的,往我手上送过蓬莱玉枝。
我在接过的那一瞬,头和身体分开了。
我发现自己已无法动弹,再也无法和同伴汇合。
正直者剩余七人。
2.二色莲花蝶 ~ Red and White
2.二色莲花蝶 ~ Red and White
朝は、池の上に红と白の二色の巫女が踊っているのが见えた。
最も早起きな仆は、その无慈悲で过激な舞に长い间魅了さ
れていたんだ。やがて雨が降り始め、仆は我にかえった时、
もう巫女の姿は无かった。
早上,在池水上起舞的红白二色巫女映入眼帘。
起得最早的我,沉醉在那张扬而洒脱的舞姿中恍若隔世
不久后天降甘霖,当我回过神来之时,
巫女的身影便已不复存在
3.桜花之恋冢 ~ Japanese Flower
3.樱花之恋冢 ~ Japanese Flower
雨は止むことを知らなかった。巫女はしっとりと全身を濡
らしたまま、雨に溶け込む様に消えていく。巫女に见とれ
ているうちに雨は恐ろしい岚になり、最も美しいボクはピ
エロに捕らわれたのだ。そのままピエロは岚の中に消え、
もう仆らの所へ帰る事は出来なかった。
残りの正直者は六人になった。
不知晓雨已经停下。巫女全身湿透地,
仿佛融入雨中一般消失于无影。
专注在巫女身上而不知刚才的雨已化为暴风雨,
最美的我被小丑所俘虏了。
小丑就这样消失在暴风雨中,
我已无法回到我们的地方。
正直者剩余六人。
4.明治十七年の上海アリス
4.明治十七年的上海爱丽丝
夜、六人は异国风のパーティを开催した。最も幼い仆はま
だお酒も阿片も饮めなかったのでひどく退屈だったんだ。
仆は一人でこっそりその场から抜け出したんだけど、暗暗
で不吉なピエロに捕まってしまったんだ。仆は、あっさり
首を切られた。もう退屈することも二度と出来なかった。
残りの正直者は五人になった。
是夜,六人举行了一个异国风情的宴会。
最年幼的我因为还没碰过烟酒,正处在极度无聊当中
我悄悄地逃开了那个地方,
可是却被那藏匿在黑暗中的不吉利的小丑给捉到了
我,简单而干脆地,被人割下头颅。
再也无法去做无聊的事
正直者剩余五人。
5.东方怪奇谈
5.东方怪奇谈
仆は息が切れるまで走った。最も臆病な仆は、この楽园が
怖くなったのさ。この位予想していたことだけど、いくら
走っても帰り道を见つけることは出来なかったのだ。もう
仆の想い人も消えてしまっている、生きていても仕方が无
い、仆は失意の后に太い枝に縄を缚りつけ首を挂けた。
...仆はなぜか意识がある。縄が脆かったのか?...
最も臆病な仆は生まれ変わった。もう失うものは何も无い、
仆はもう一度だけ人间の真似をしてみることにしよう。
我奔跑着,直到无法喘过气息。最胆怯的我,
对这个乐园充满恐惧。虽然这都在我的预料当中,
但无论跑到何地,我依然找不到归途。
我所想念的人都已消失,支撑我生存下去的理由也已丧失,
所以我带着沮丧把绳子绕过粗枝,并引颈上吊。
…为什么我还有意识?是绳子太脆弱了吗?…
最胆怯的我已脱胎换骨。既然已无可失去,
我决定再给自己一次机会,装成人类的样子。
6.エニグマティクドール
6.Enigmatic Doll
目が覚めたら仆ら五人は暗暗に居たんだ。一人の言うこと
には、仆らは谜のピエロにさらわれたらしい。四人は幼稚
な脱出计画を立てている。最も聡明な仆は、止めとけばい
いのにと见ていたがとうとう口に出さなかったのだ。
四人の予定通り计画は実行され、一人の予想に反し成功に
终わったんだ。そして仆は永远に逃亡出来なかった。
永い暗暗の中で暇を溃していると、すぐに后ろに気配を感じ
たが、身を任せた。热いものが背中を伝った。
醒来之时,我们五人正身在黑暗当中。如某人所言,
我们似乎正被神秘的小丑所狙击。那四人想出了幼稚的逃脱计划。
作为最聪明的我,虽然觉得应该阻止他们,但我始终也没能说出口
四人如计划那般进行,一反我所预料地以成功告终。
然后我就永远都无法出逃了
在无际的黑暗中消磨时间,此时突然间我感到了身后的气息
然而,我选择听天由命。热力便从我背上扩散开去
7.サーカスレヴァリエ
7.Circus Reverie
仆らは见事脱出に成功したんだ。仆らは何て贤いんだろう
と感心し、楽园に见つけた住みかに帰ろうとした。
谁もお互いを疑う事なんて考えたことは无かったのさ。
みんな正直者だったんだ。みんな仲良しだったんだ...
我们出色的逃脱计划获得了成功。我们该是聪明绝顶的吧
在宽慰的同时,我们回到乐园寻找住处
相互之间,谁也再没去疑虑过
大家都是正直者啊。大家都会愉快交往的啊…
8.人形の森
8.人偶之森
楽园は、仆らが住むにはちょうど良い建物を用意してくれた。
森の奥にある古びた洋馆は、いつでも仆らを受け入れてく
れる。でもいつもなら大量に用意する食事も、いつもの
半分で済んだ。
正直者の仆らはいつのまにか半分になっていたのだ。
乐园中,我们建起了一栋刚好的屋子并住在其中。
森林深处里的那古旧洋馆,无论何时都盛情款待我们。
可是那等待我们的始终丰盛的菜肴,我们始终都只可以吃完一半
作为正直者的我们也在某时某刻只剩一半
9.Witch of Love Potion
9.Witch of Love Potion
午后は、いつもお茶の时间と决めていた。いつもならただ
苦いだけの珈琲が、今日は仅かに甘く感じたんだ。
それが惚れ薬-Love Potion-入りだったとは...
最も大人びた仆は、美しきピエロに恋し幸福のままに眠り
に落ちた。
残りの正直者は三人になった。
午后,一如往常的下午茶时间。而我从不失约
只有苦涩的咖啡,今天却感觉到一丝甜味。
或许是加入了媚药—Love Potion—了吧…
最成熟的我,带着恋慕美丽小丑的幸福心情坠入梦乡。
正直者剩余三人。 |